
以前から騒がれていた8月15日に公開予定とされていたCardano(カルダノ)のスペシャルアナウンスメントが遂に公開されました。
「Project Icarus」と「Yoroi desktop Wallet」
今回、ADAコインホルダーから注目を浴びていた8月15日の発表内容は、2種類のウォレットがリリースされるという内容でした。
一つ目はIcarus(イカロス)というデベロッパー向けのウォレットを作成できるプロジェクトです。
Icarus(イカロス)とは、Google Chromeの拡張機能としてブラウザで動作し、daedalus(ダイダロス)ウォレットに代わる、より使いやすさを追求したウォレットです。
このIcarus(イカロス)ウォレットでは、Cardano(カルダノ)のブロックチェーンのコピーをダウンロードして、バリデーション(妥当性確認)を行う必要がなく、サーバー上でブロックチェーンのコピーを使用することによって、より高速な操作性を提供することが可能です。
加えてIcarus(イカロス)は、高い安全性を備えており、プライベートキーは、ユーザーのマシン上で暗号化され、サーバーと共有されることがありません。
GithubにあるIcarus(イカロス)のコードベースが公開されることで、コミュニティが独自のウォレットを開発し、必要に応じてCardano(カルダノ)と統合することが可能となり、Cardano(カルダノ)はさらなる分散化へと向けることができます。
一方で、Yoroi wallet とは、Emurgo(エマーゴ)からリリースされた、Cardano(カルダノ)向けの新しいライトクライアントウォレットです。
シンプルかつ高速、実用性のある一般向けのウォレットとなります。
Icarus(イカロス)同様、Google Chromeの拡張機能として実行することができ、Daedalus(ダイダロス)の代わりに使用することができます。
Yoroi walletは、暗号化されたプライベートキーをユーザーの機器に安全に保存し、サーバーと共有することはありません。
さらに、Cardano(カルダノ)のブロックチェーンデータの完全なコピーをダウンロードして検証する必要がないため、セットアップがシンプルかつ、迅速に行えます。ユーザーはこのYoroi walletをChromeウェブストアからダウンロードすることができ、入手してから数分後には使用を開始できます。
Cardano(カルダノ)テストネットに接続するベータ版は8月中旬に入手可能に、そして最終製品は9月中旬にリリースするとのことです。